第3章−トロント(同居人編)

では入居初日、他に何があったかって?
はい、タイトルをちゃんと読んでる人、入居編を読んでくれた人はなんとなく想像付くよね。
そう、これからするのは同居人がぶっ飛んでるって話だ!!

入居日に戻る。
買い物を終えた僕はちょっと一息ついてから夕飯を作るため、キッチンへと向かった。
そこで会った。彼に。
それは運命だった。

ってちがーーーう。

彼は純粋なカナダ人。
ヒゲを生やしていて、ラフな感じ。

始めは普通の会話。
何処から?
イギリス。
年は?
27。
じゃ同い年だ。

で、料理を始めようとする僕。
あれ、油がない。

がーん。

それに気付いたカナダ人(以下C君):
おー、油無いならオレのバターを使って良いよ。
人に恩を売るのは好きでは無い僕だが、しょうがない。
ありがとう〜。

よし!
で、次はナイフ。

がーーん。
これも無い。。

で、C君:
オレの‘相棒’使って良いぜ。
ほれ。

そう、‘相棒’というのはナイフである。
もちろん食卓に置いてるようなタイプでは無い。
もっとごっつくてギザギザ。
そして、めちゃめちゃ錆び付いてる。。

僕:え〜、大家に貰いに行こうかなーー。
C君:やめとけ、あいつはクソだ。
僕:でも良い人そうだったよ。
C君:それは初日だからだ。
あいつなんかマジぶっ殺したい。
僕:ふーん。。(汗
{C君は窓を見る}その先には大家。
C君:ここに銃があるならあの頭をこう{銃を持っているように装う}ブッ飛ばしたい。
オレ何個か持ってるんだよ。ここには無いけどね。実家の方に。
僕:ははー。。*こいつ危ねぇーーーー!*(;´༎ຶ∀༎ຶ`)

さあ、気を取り直して玉ねぎを切ろう。。
まな板。

まあ、そりゃそうだよね。無いよね!

またまたC君、
{部屋からCardboardを取ってくる。そして僕に}
C君:こいつを使えば良いよ。
僕:あ、ありがとー。

使う僕。
そして玉ねぎに黒い跡が残る。笑

ナイフを洗って返す僕。
C君:オレいつもコイツ持ってるんだよ。
だからオレの相棒。
で、いきなりそいつでドアを刺し始める。
続いて、僕に問う。
C君:これなんの痕だと思う?

C君:後ろ見てみな。

C君:斧だよ。オレがやったんだ。
僕:*な、なんで斧がこんな所にあるんだ!?!?*
C君:酔っ払うとオレ、ワイルドになっちゃうのさ。
僕:ははは。。。*こいつ怖えーーーー!!*(;´༎ຶД༎ຶ`)

初日から1週間は超警戒しつつ、普通に話してた。
がーーー、なんでよりによって狂った同居人が居るんだ!?

で、ここ数日、なんか落ち着いた感じに見える。
そして今日。
そう、数時間前、料理をしないC君が再開する様子。
でもフライパンが無いらしい。
借りる代わりに料理してくれるって。

え、、いいの?
毎日料理におかずが無い僕だが、今日はあった!
肉+マッシュポテト&とうもろこし(缶からのもの)
一緒に食べ、美味しく頂ました。笑

なんか普通っぽいぞ。
葉っぱか?葉っぱがそうさせてたのか!?

と思いき・や・

何か携帯で見始めるC君。
そしていきなり叫びだす。

C君:こいつ超ムカつく。
オレだったらこんなヤツぶっとばす。
あの窓から放り投げてやる。
ぶっ殺してやる。

。。。
やはりこういう性格なのか。苦笑

でもこの人、多分友達あんまいなくて、話す人を欲してる気がする。
そしてこの野蛮な性格は多分、自分の男っぽさをアピールしてるのだ。┐( ̄。 ̄;)┌